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子育てママの心を繋げる

「tasuki」

杉浦希未子

​スギウラ キミコ

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こんなことやってます

沼津を拠点に活動する子育て応援サークル「tasuki」代表

3人の子どもを育てるママ

「子どもが生まれると生活はがらりと変わって、気持ちが不安定になる人も多いんです。実は、私自身もそうでした。」

大阪に生まれ育ち、新潟で就職し、夫の転勤を機に沼津で暮らしはじめたのは約7年前。

学生時代は陸上競技に熱中し、短距離走の選手として国体やインターハイにも出場した。
大学卒業後は製菓会社で商品の企画・開発担当者として日夜仕事に打ち込んだ。
結婚し、子どもが生まれ、暮らしは大きく変わった・・・。
家族のために家事をこなす日々が充実していないというわけではなかったけれど、それまで目標に向かってひたすらつき進む人生を送ってきたからか、突然目指す場所を失ってしまったかのような感覚に陥った。
そして、自分は社会に必要とされていないのではないかという不安に苛まれながら、悶々とした日々を送っていたのだが・・・

「きっと、自分と同じ思いをしている女性はたくさんいるはず。それなら、より多くの女性がママであることを楽しめるように、不安を少しでも取り除いであげることはできないだろうか。」
子育て応援サークル「tasuki」を有志の仲間と立ち上げたのは、そんな思いがきっかけだった。
そして、2012年に現役ママたちの手で創刊された0~3歳児のママ向けフリーペーパーが「tasuki」。

「気持ちが不安定になりやすい産後間もないママたちが「tasuki」を手に取って、自分は一人じゃないんだ!と思える冊子を作りたかったんです。」

フリーペーパーの設置や広告掲載に多くの方が快く協力してくれた。

「本当にありがたかったです。「tasuki」の活動を通じ、このまちに暮らす人たちが沼津をもっと住みよいまちにしたいと思っていることを肌で感じました。」

そうして地域の人々に助けられながら、計11号もの「tasuki」を発行。

取り組みはフリーペーパーだけにとどまらず、「ママのための防災講座」など様々なイベントを通して多くのママたちをサポートしてきた。

やがて、自身やメンバーの子どもたちが成長していくにつれてそれぞれの状況が変わり、現在は「tasuki」の活動を一時休止している。けれど、「子育てするママたちをサポートしたい」という思いは少しも変わらない。ライターとして「tasuki」の制作に協力してくれる0~3歳児のママたちが集まれば、冊子の発行も再開したいと考えている。

これからのこと

最近は積極的に沼津市の進める「リノベーションまちづくり」の活動へと参加している。
「子どもがいると制限されることが多いのは確か。だけど、無いものに対して不満ばかり言っていてもなにも変わらない。リノベ戦略会議などで色々な意見を聞いて、住みやすい環境を自分たちの手でつくることが大切だと思いはじめたんです。」

「まちのリノベーション」と「子育て支援」。

そこに、価値ある有機的なつながりを見出しはじめている。

「構想中の段階ですが、まちの空き物件を利用して、事業として産前・産後のケアハウスを作りたいと考えているんです。気軽に外へ出られない0歳児のママが息抜きや友達作りに使いやすいカフェも併設できたらいいですね。子育てに悩んだとき、ママ友がいるだけで心強かったから。」

さらに、自身に大きな影響を与えた「陸上競技」を通した活動も模索中。

沼津にはスポーツに力を入れている高校が多く優秀な選手を輩出している一方、進学で県外へ出たスポーツ選手が戻ってきても活躍する場が少ない。

「陸上は私の根幹を育ててくれたもの。だからこそ、それを通して何かできたら・・・と思うのですが、正直なところ具体的なアイデアはまだ浮かんでいません。子育てとスポーツを横軸でつなげたら、面白くなりそうですよね!?」

〈連絡先〉


tasuki
staff.tasuki@gmail.com(杉浦宛て)