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新しい価値を生み出し”農業”と”地域”に挑む

「EJ JUICE&SOUP」

岩崎亘

イワザキ ワタル

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こんなことやってます

EJ JUICE&SOUP 代表

東京のオフィス街、麹町のビルの1階に野菜や沼津の柑橘を使ったコールドプレスジュースとスープをメインに販売しているEJ JUICE&SOUP。

沼津市内浦地区出身のオーナーの岩崎亘さんは2015年に第1号店をオープンさせ、現在都内に3店舗を展開している。

 

コールドプレスジュースとは熱を加えない特殊な製法で搾汁し、砂糖も水も一切加えず野菜や果物本来の栄養素をそのまま抽出したジュース。
EJ JUICE&SOUPは、健康に働きたいという都会の人たちのオアシスとなっている。

 

学生時代から独立志向があり、大学時代にバーを開店。“学生の学生による学生のためのお店”を始めた。
オープンは卒業間際の2月だったが、その後もまだ学生だったメンバーが経営し、代替わりを繰り返しながら継続。2010年にはカフェもオープン、それと同時に法人化し、バーの創業から今年で11年目になる。
リクルート、コンサル、農業法人とキャリアを積み、EJ JUICE&SOUPを運営する会社を起業した。

「ひとつはやっぱり実家の影響で。僕はミカンの専業農家の長男なんで、農業とは切っても切りはなせない人生を生きてきました。その中で、自分は農家にはなれないけど、作るよりもそれに価値を付けて売ったり繋げるというような役割をやることで、農業界全体がよくなって、結果的にうちの実家もよくなればいいなと。」

目を付けたのが、お父さんとの会話の中でよく出てきた規格外農産物の問題。
味は変らないのに見た目が悪いだけで価値がただ同然になってしまうものもある。

「そういうものを僕らが適正な価格で仕入れ、それに価値をつけてお客さんに売る。元々値段の高いコールドプレスジュースっていう形だとすごく価値をつけやすいんですよ。高く仕入れても高く売れるので。そういう意味ですごくいいなって思って始めたんです。」

ジュースになれば見た目は問題なく、さらにちゃんとした値段で売るためにも特殊な製法で納得できるだけの価値を持ったジュースが出来上がる。

2015年に沼津のリノベーションまちづくり会議がはじまり、実行委員となった。
「正直それまでは地元と積極的になんかやろうって思ってなかったんですよ。麹町の店舗立ち上げの1年目で、他のことなんて考えられなかったし、それどころじゃないくらい。でもこれも縁だし、月1回出るくらいだったらいいかなと思って。」
しかし、当然ながら沼津のポテンシャルに改めて気づかされた。特に実家のある三浦地区(内浦、西浦、静浦地区)は海も山もある注目の場所として話題に出た。改めて地元を見つめた時、何か出来るかもという可能性をすごく感じた。
東京から内浦へ移住したカフェノラのオーナー今井風多さんとも出会い、何かやろうと盛り上がった。

これからのこと

「『奥駿河家守舎』というまちづくり会社を作りました。沼津三浦が拠点の家守舎を。」

空き家や空き店舗を活用しアルベルゴディフューゾを作ることを計画している。アルベルゴディフューゾとはイタリア発祥の分散型ホテル、つまり1つのホテルですべてを囲い込むのではなく、地域のレストランなどを利用し地域全体を楽しむのだ。

「アルベルゴディフューゾを三浦でやったらすげえいいなって。もうこれは確信してて、とにかく立地。富士山ばーんって見えて海が近くて山もあって、完璧だと思っている。」

東京で起業した岩崎さんの感性と地元、そして出会う人たちの縁でまた新しい風が三浦に吹き込まれる。


今後は、東京と沼津のニ拠点生活ができたらいいなと思っている。

「とにかく僕がやりたいのは“農業”と関わっていたいということ。あとはやっぱり“地域”。特に地元ですけど、農業界とか地域がハッピーになって、かつその価値で喜ぶ人がいれば。そういうことをやりたいです。」

〈連絡先〉


イージェイ ジュース アンド スープ 麹町本店

東京都千代田区麹町3丁目5−5
tel: 03-6265−6788
http://e--j.jp/