
家具職人がまちをつくる
「やまぶき工藝社」
永田暢彦
ナガタ ノブヒコ
こんなことやってます
特注家具職人
「やまぶき工藝社」 代表
小商い研究室 DIYものづくりラボ リーダー
一級家具製作技能士・二級大工技能士・宅地物件取引士
神奈川県横浜市出身。
沼津市に本社がある建設会社に大工として就職したことがきっかけで沼津へ。
2017年3月、第2回リノベーションまちづくりぬまづに参加し、6月に「やまぶき工藝社」を立ち上げ、家具職人として独立。主に、特注家具、造作家具、建具、木製雑貨の製造をしている。
起業する時、「沼津で仕事がしたい」そう思ったのには理由があった。
ひとつは、社会人としてスタートした縁のある土地で出会った仲間と仕事がしたいと思ったこと。
もうひとつは、沼津市が取り組むリノベーションまちづくり事業の一つ、リノベーションスクールぬまづでの実体験が大きい。
実際にある空き物件への事業提案をした時の手ごたえから、沼津には家具工房を始めるのに必要なもの、工場物件、加工機械、材料仕入、協力業者などのインフラがある程度整っていて、工房の初期投資や固定費が抑えられると実感した。現在は東京の仕事が多いが、交通のアクセスの良さにより、沼津で作って東京へ運ぶということも行いやすい。
沼津でのものづくり、特に場所が必要とする事業へのメリットは大きく、「ものづくり」=「沼津」の可能性を大いに感じた。
この経験から、沼津のリノベーション案件を家具職人として関わり、まちづくりのサポートをしていきたいと思うようにもなった。
屋号の「やまぶき工藝社」は「山吹が山を賑わせるように、沼津のまちを賑やかにしたい」という思いが込められている。
これからのこと
沼津は「新しい一歩を踏み出す場所」として、起業したり何かを始めようとする人には最適の場所だと感じている。
ものづくりをする人を増やし、ものづくりしやすい場所を増やすことで他県からの仲間も増やしたい。若い力でつくる、沼津のまちづくりを加速させたい。
沼津のまちで見つけた、自分の使命ー。家具職人として、ものづくりでまちづくりを進める事。
それこそ、今、自分のやるべきこと。
〈連絡先〉
やまぶき工藝社
http://yama-buki.jp/



