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残し繋がる都市と地方

「東京R不動産」

一杉伊織

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ヒトスギ イオリ

こんなことやってます

東京R不動産・Toolbox ディレクター

​建築士

沼津出身、東京在住。「沼津で悶々としていて東京に行ったけど、やっぱり沼津で何かやりたいと思い続けてました。やっとその時が来た〜〜〜って感じです!」

第一回リノベーションスクール沼津のサブユニットマスターを務めた。

現在の仕事は、暮らす人と働く人を実際の使用者目線で物事を考えることをコンセプトにしている東京R不動産のtoolboxという空間を編集するためのwebサイトの運営、さらにそのサイトを通して内装の建材を売ったり、工事のサポートをしたり、お悩み相談を聞いたり。

職能としては建築士だが、職業は?と聞かれると答えに悩むほど多岐にわたり活動をしている。
元々古いものが好きで、昔の生活や過去の人たちがどう生きたかについて興味を持ち、考古学の道へ進んだ。しかし一般にはあまり知られていない世界、ただ博物館で見せるというやり方以外で、もっと一般に使われて次の時代に継承されていくやり方はないのかという疑問が生まれた。その答えとして“建築”が浮かんだ。

大学卒業後、京都にある伝統建築を学ぶ専門学校へ入った。

そこで感じたのは、伝統建築だけではなく、築20年だろうが30年だろうが、そこに経緯と想いがあるものはつながっていって良いのではないかということ。

今もその思いを元に活動をしている。京都では学校だけでなく、つながりを活かして建築現場にも入り、様々な経験を積んだ。
その後、古民家再生を主にうけおう静岡の建築事務所に就職。

趣味で廃材をストックしておいたり、廃材で家具などを作ったりもした。

そんなある日、不動産に新たな価値を付けて発信をする東京R不動産に誘われ、上京。

「元々やりたかったのは、古いものとかもう必要ないと思われているような土地や建物に自分が少し手を加え、何か違う用途で新しい有機的要素が取り入れられて、それが人に喜んでもらえたりまた違う価値として認知されていくようなこと。それが今でいう“リノベーション”と一括りにいわれるものなんだと思う。」
考古学を学んだ先に行き着いたところにリノベーションがあった。

実家の持つ不動産物件も自らリノベーションした。
昔ながらのトタンの平屋、プロパンガスの物件。
それを清潔感があり、住み手が自分らしく暮らしていけるように、シンプルな暖かみのある木を基調にした内装に変化させた。
その平屋物件の持つちょうどよいプライベート感と距離感を活用するため、建築だけではなく不動産やまちづくりにも興味が広がった。
東京にいて地方に向け何ができるのか。地元沼津へどう還元できるか。

これからのこと

かねてより考えていた、沼津と東京の距離感で新しい暮らし方や働き方を発見出来れば、他の地域でも可能性があり、そのモデルケースを作りたいと考えている。
「子どもにとっては一方的かもしれないけど、自分の育った生活環境がイメージしやすいし、今思えばとっても満足してたから、同じような環境で育ってほしいな、という勝手な想いがあって。まあ子供なんてどんなところでも楽しく素敵に過ごすんだろうけど。」
家族、仕事、そして地方と都市。過去も未来も全てつながっている。そのつながりを大切にいかしたい。自分の持つ職能がどう活かされるか、求められるかを考え、古い物件を新しい使い方にかえて人の流れを替えていく。賃貸の物件や店舗のリノベーション等、建築を通して再生し人に動きをつくることをしていきたい。

〈連絡先〉


toolboxショールーム

東京都渋谷区千駄ヶ谷 3-61-8 NK-5ビル1F

https://www.r-toolbox.jp/

東京R不動産

https://www.realtokyoestate.co.jp/